副腎腫瘍による副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)に対して、腹腔鏡下で摘出手術を行っています。
副腎という臓器は腹腔内臓器の奥(お腹の背側)に位置しており、開腹手術をする場合には、お腹の上から下までを切る必要があります。またこの病気は、副腎皮質ホルモンが多く分泌されていることから、免疫力が低下し、大きな傷を加えることは望ましくありません。腹腔鏡下で行うことにより、大きな傷を加えることなく、小さな血管も損傷しない正確な手術が可能になります。
①開腹手術に比べて傷の大きさが非常に小さく、身体への負担が少なくなる。
②手術後の感染症を起こす危険性が少なくなる。