動物たちの身体に優しい、低侵襲医療を日本全国で提供しています。

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私たちのミッション

私たちは、犬の肝臓癌をはじめとする肝臓腫瘍に立ち向かい、「動物たちの身体に優しい医療」を届けることを目的とした獣医師、医師、そして愛玩動物看護師で構成されたチームです。また、私たちは、動物たちへの胸腔鏡、腹腔鏡手術の医療提供、教育を行うことによって、動物たちの身体に優しい、負担の少ない医療を普及、発展させることを目指しています。

どうぶつ内視鏡外科
ネットワーク
3つのコンセプト

動物医療における腹腔鏡下肝臓外科手術の
普及、発展を目指します

全国の動物病院において、
基本〜応用的内視鏡外科手術の
医療提供と教育を行います

人医療の“最前線”と“命と向き合うものたちの
情熱とマインド”を学び、動物医療に影響を与えます

動物医療における腹腔鏡下肝臓外科手術の普及、
発展を目指します

開腹手術では、かなり大きな切開を加えなければならなかった肝臓腫瘍に対する肝切除術ですが、5~10mm程度の5カ所の切開創で手術が可能となり、その一つの切開創を3~5cm程度(肝臓腫瘍の大きさの半分程度の大きさ)に拡大することで切除病変を体外に摘出します。

私たちは、人医療における定型化された手術法を応用し、肝門部グリソン鞘を処理してから肝実質切離を行うGlissonean pedicle approachを用いた腹腔鏡下肝葉切除術を行い、犬の外側右葉、内側右葉、尾状葉尾状突起、内側左葉、外側左葉に発生した肝臓癌、結節性肝細胞過形成、肝細胞腺腫などに対して手術を行い良好な成績を得ています。

全国の提携動物病院において、
質の高い内視鏡外科手術の医療提供と教育を行います

内視鏡外科手術(胸腔鏡、腹腔鏡手術)は、3mm・5mm・10mmといった小さな傷で行う手術です。また、内視鏡から映し出される拡大された鮮明な視野を用いて細やかな手術操作が可能となります。そのような腹腔鏡手術は、傷が小さいことから痛みが少なく、動物たちの身体に負担の少ない医療として、私たちの愛する動物たちにも行われるようになりました。全国の動物病院に出向かせて頂き、質の高い基本~応用的内視鏡外科手術を受けて頂けるよう尽力いたします。

人医療の“最前線”を学び、動物医療に影響を与えます

人と動物の解剖、生理、病態には様々な違いはあるものの、動物医療を進歩させるためには、人医療から動物医療への知識や技術の応用は極めて重要であり、今後の動物医療の進歩に大きく影響を与えるものと考えられます。そこで、人医療と動物医療をつなぎ、人医療における先進的医療についての学びの場を創出することにより、次世代における動物医療の進歩に影響を与えることが出来ればと考えます。また、命と向き合うトップランナーたちは、どのような想いを持って現在を走り続けているのか。医療者のみならず、人としての素顔、こだわり、生き様についてもスポットを当て、 “命と向き合う者たち”が抱き続ける情熱を伝えたいと思います。

腹腔鏡下での肝切除術の適応について

犬の腹腔鏡下肝切除術の適応判断として、術前にCT検査を行い、肝臓腫瘍が肝門部グリソン鞘に浸潤していないことを確認し、周囲の脈管走行を確認することで手術適応を判断しています。比較的大型の肝臓腫瘍であったとしても、気腹することで腹腔内にスペースが生じ、視野の確保や手術操作が可能となることが少なくありません。

犬の肝臓癌、結節性肝細胞過形成、肝細胞腺腫など、良性・悪性の肝臓腫瘍に対して手術を行うことができます。もちろん、肝臓腫瘍の発生部位、大きさ、浸潤の程度によりますが、右肝区域、中央肝区域、左肝区域に発生した比較的大型の肝臓腫瘍に対しても適応する可能性が拡大しました。

CT画像を共有して頂ければ、無料でその適応判断を行わせて頂きます。適応判断をご希望の方は問い合わせよりお申し込みください。

腹腔鏡手術・CT画像による適応判断・提携動物病院・その他の
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