肝切除・肝部分切除術

肝切除・肝部分切除術

肝臓腫瘍

犬の肝臓腫瘍は全腫瘍の1.5%以下とまれな腫瘍であるとされています。しかしながら、結節性の過形成や増殖性疾患などを含めると肝臓の異常というものは比較的多くみられる症例となってきます。それらの非腫瘍性疾患と腫瘍とを鑑別するために血液検査をはじめ超音波検査やCT 検査などを用いることがありますが、確定診断のためには病理組織学的検査が必要となってきます。
開腹手術を行うと腹部を広く切開する必要があるため、動物への負担が大きくなります。腹腔鏡を用いた場合は、開腹時と大きく変わらない組織量が得られる上に傷口が小さいので侵襲も最小限で済みます。更には、止血の確認も画面を通して行えるため安全性も高く、検査精度も高い検査を行うことができます。
また、確定診断がついた腫瘍を切除する時にも腹腔鏡を用いることによって良好な術後回復や止血確認の安全性を担保していくことが可能です。

腹腔鏡で肝臓摘出手術を行うメリット

①傷が小さいことから痛みが少なく、動物の回復が早い。
②肝臓の表面を拡大された鮮明な視野で確認し細やかな手術を行うことができる。
③肋骨の中に位置する肝臓周囲の視野を確保できるだけでなく、止血確認も行えて安全性の向上が図れる。

©CHAM動物内視鏡外科チーム