門脈体循環シャント結紮術

門脈体循環シャント結紮術

肝臓は腸から吸収された栄養を貯蓄したり、体内に入ってきた有害な物質を代謝・分解する役割があります。門脈体循環シャントを発症していると肝臓を迂回して腸管から直接全身へ流れ込む血流ができるため、消化管で発生するアンモニアや毒性物質が除去されません。そのため、神経系だけでなく消化器系や泌尿器系などに異常をきたすことがあります。また、肝臓にも栄養が届けられないため肝臓が小さなサイズになってしまったり、最悪の場合は肝不全を起こすこともあります。
腹腔鏡下での手術は、異常な血管を結紮する(血管を縛って止める)ことで、小さな傷で実施できます。ただしシャントのタイプによって開腹手術の場合がよい場合もあります。手術前に隈なく検査を行い、その動物にとって最善の手術方法で行うことが重要です。

腹腔鏡で門脈体循環シャント結紮術を行うメリット

①傷が小さいことから痛みが少なく、動物の回復が早い。

©CHAM動物内視鏡外科チーム